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こいつに決めたァ!

今週のお題「結婚を決めた理由」

 

今続きで書いている記事にもかかわるような内容で興味をそそられたから書いてみよう。

 

女側なので端的に言えば「プロポーズされたから」という所になる。とはいえ、プロポーズを受けたいと思う程に彼は人間的に出来ていて良い男だったからという面も十分にある。

それまでの人生で何人か既に付き合ってきた女性がいる彼の立ち振る舞いは元カレが女性慣れしていなかった私にとっては随分と楽をさせてもらっているし、彼自身の素質もまた上品で嫌味がなかった。それだけじゃない。彼は褒め上手で笑顔がとても素敵だ。トラブル時の対処も落ちついていて安心出来る。

そして何より。食事の好みが一致していた。

私は細かな所で嫌いな食べ物があるものの、それはたいてい除去することが難しくない物で嫌いな食べ物に関しては割合扱いが難しくないほうだと思う。

…はっきりと言ってしまうと香り物と総称される物が苦手。ゆずや大葉、セロリ、山菜の類も駄目。お子様味覚だ。

が、しかし。好きな物もはっきりしないところで最終的に感覚的になっている私の味覚に合致する人は意外と少ない。そんな私と一致した彼は稀な味覚の持ち主なのかもしれない。

家庭の不和は食卓から始まるのだ。私はそう信じている。

「…メシいらねぇ」と食卓を一瞥して外出する息子

「こんなメシ食えるか!」とちゃぶ台をひっくり返す親父

食事作りをしなくなった母親

ドラマや漫画で描かれる不和のシーンは食卓に結びついているように私は思う。裏を返せば食卓が平和であれば家庭は平和じゃないかと。…些か暴論だろうか?

 

この人と一緒であれば、食卓は平和だろうと思ったのだ。

私が嫌いな物をちゃんと覚えておいてくれる彼と、嫌いでも作ることだけなら平気な私ならなんとかなるだろうと。

料理好きな彼は私に新しい料理を教えてくれるだろうし、私もそれを楽しみにしている。美味しい食べ物を食べる時、人は仏頂面ではいられない。その時ばかりは身分も国境も関係なく、幸せにさせられてしまう。食べ物の持つ力強さには感服するだけだ。

 

そしてもう一つ。

ちょっとここでは書き難いことがあり、それを彼は理解しようと努めてくれた。その環境から改善するように、結婚したいと。そんな彼の優しさに甘えて結婚を決めた。

最終的には、私も彼を選んだのである。彼と結婚したいと願っていたのは私もまた同じだった。地元は遠い私たちだが、結びつけてくれた神様だか仏様だかには感謝している。この人と出会えて本当に良かった。赤い糸を千切ってしまわないように、ずっとこの気持ちを忘れたくないと思っている。